触媒研究

ゼオライトを固体触媒として用い、需要の少ない炭化水素をより高付加価値な炭化水素に添加する反応(異性化・脱水素等)や異種元素を導入したゼオライトを触媒とした酸化反応について研究を行っています。
また、環境触媒の利用にも取り組んでおり、ディーゼル車からの排ガスを対象としたNOx還元触媒の開発も行っています。

有害物質 / 無害物質 / 未利用・低付加価値原料 / 高付加価値製品

特にゼオライトのもつミクロ孔を最大限活かすために、ゼオライトの階層構造化・階層構造制御技術の開発に注力しています。
ゼオライト触媒は、ミクロ孔による特異的な触媒活性を有しますが、ミクロ孔はかさ高い分子のアクセス性が悪い場合があるという欠点があります。
当研究室では、ゼオライトをアルカリ処理することでミクロ孔よりも大きな細孔を生成させ、分子のアクセス性を向上させることで、触媒の高活性化・長寿命化が可能である事を見出しています。

触媒画像2
触媒画像3

テーマ
・アルカリ処理法を用いた階層構造化技術
・NOx還元用触媒
・過酸化水素による酸化触媒
・炭化水素転換(異性化・脱水素)触媒

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